1期 第4回講義を開催しました。

2024/09/08

開催日時:9月7日(土) 13:00~17:00

開催場所:fabbit会議室 丸の内

テーマ:異なる社外取締役の役割とキャリア

■『上場企業と非上場企業のガバナンスの違いと社外役員活動』

ストラットコンサルティング株式会社 代表取締役

経営管理・FP&Aアドバイザー 池側千絵講師

「上場企業と非上場企業のガバナンスの違いと社外役員活動」というテーマのうち、特に上場企業のガバナンスについて学んだ。近年実施された東京証券取引所の再編について、その背景、経緯、目的を理解した。プライム、スタンダード、グロースの各市場の上場基準と、各社がどのように新たな市場を選んでいったのか。欧米市場と比較して小規模で市場評価が低い銘柄が多い東証に改善が見られ始めた。「PRB1倍割れ」の指摘に対しても改善が進んでいる。その過程で、日本企業独特の株式持ち合いや親子上場が減少し、非上場を選ぶ企業も増加した。全体として日本企業はどう変わって来ているのか、社外役員としてそれをどう見てどう貢献していくのかについて考察した。

■『中小企業診断士が社外役員として発揮すべき能力と役員とのコミュニケーション』

エキスパート・リンク株式会社 代表取締役

中小企業診断士 藤田隆久講師 中小企業診断士として社外取締役を担う際には、広範な知識、特に財務やマーケティング、IT/デジタルの知識が不可欠である。特に(非上場)中堅・中小企業の場合は経営層がこうした知識を網羅していることは少なく、診断士にはこれらの分野について有機的に各機能を結び付けて経営に役立てる実践的な提言能力が求められる。また、社外取締役は、会社法や財務諸表、リスクマネジメント、金商法(株式上場企業のケースは)などの知識を持ち、企業全体を俯瞰しながら、未来的・戦略的なアプローチを取ることが重要である。加えて、組織心理学等への理解は、中小企業で発生する内部の人間関係や組織の問題を解決する上で役立つ。これらのスキルを持つことで、企業にとって更に価値のある社外取締役としての役割を果たすことができる。

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