1期 第6回講義を開催しました。

2024/11/10

開催日時:11月9日(土) 13:00~17:00

開催場所:fabbit会議室 丸の内

テーマ:社外役員に必要な法務・労務知識

■『社外役員が知っておくべき法務知識』

ベンチャーラボ法律事務所 代表

弁護士 渕邊善彦講師

ベンチャーラボ法律事務所の渕邊善彦弁護士が「社外役員が知っておくべき法務知識」をテーマに、中小企業診断士が社外取締役としての役割を理解するために重要なポイントを解説しました。特に、中小企業の社内文化における上下関係の強さや、社長が支配的な企業風土が多い中で、独立した第三者視点を持ち、ガバナンス機能を強化することが社外取締役の役割として強調されました。

また、取締役の責任と義務についても言及され、特に善管注意義務や忠実義務を果たすことの重要性が示されました。これらの義務により、社外取締役が経営判断の合理性とリスク管理を適切に行う必要があるとされました。一方で、法的責任や株主代表訴訟への対策としては責任限定契約を締結することが可能なため、萎縮せずに十分な注意義務を果たして経営判断をしてほしいとアドバイスしました。

■『社外役員が知っておくべき労務知識・トラブル対応』

社会保険労務士法人ことのは

特定社会保険労務士 飯田剛史講師、中小企業診断士 山下典明講師

社会保険労務士法人ことのはの特定社会保険労務士の飯田剛史講師、中小企業診断士 山下典明講師が、社外取締役が知るべき労務知識やトラブル対応について、具体的な事例を通して講義しました。飯田氏は、ハラスメント問題や退職代行サービスの増加、スキマバイト活用の現状など、労務分野での最新トレンドに触れつつ、労務トラブルへの対応方法を解説しました。また、労働者の個別紛争解決システムや労災申請の対応などにも触れ、労務相談での客観的かつバランスの取れた判断の重要性も強調されました。講座では参加者同士の議論も活発に行われ、実際の労務相談にどう対応すべきかについて、具体例を挙げながら意見交換が行われました。

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