開催日時:12月14日(土) 13:00~17:00
開催場所:fabbit会議室 丸の内
テーマ:社外役員としての素養、社外役員に必要な財務・ファイナンス知識
■『社外取締役に必要なリベラルアーツ』
株式会社ライプニッツ 代表
独立研究者 山口周講師
株式会社ライプニッツ代表で「武器になる哲学」など多くの著書を持つ山口周氏が「リベラルアーツと経営の関係」について講義しました。山口氏は、経営における意思決定を支えるためには、論理やデータ分析だけでなく、歴史や哲学といった教養を基盤とする広い視野と洞察力が不可欠であると強調しました。また、変化の激しい現代では、既存の課題解決だけでなく、新たな問題を設定し、創造的な発想で解決策を導き出す力が求められると指摘しました。参加者は、社外取締役として経営者を支援するためにデータだけに頼らない視点を学ぶ良い機会となりました。
■『社外役員が知っておくべき財務知識とポイント、企業価値経営に関するコーポレート・ファイナンス』
一般社団法人日本パートナーCFO協会 代表理事
中小企業診断士 高森厚太郎講師
一般社団法人日本パートナーCFO協会代表理事でプレセアコンサルティング株式会社代表取締役パートナーCFOの高森厚太郎氏が「社外役員に必要なアカウンティング/ファイナンス知識」について講義しました。高森氏は、社外取締役が経営会議や取締役会で適切な判断と助言を行うためには、財務諸表の読み解き方やキャッシュフロー分析の重要性を理解する必要があると強調しました。また、投資判断やリスク管理を適切に行うためのKPI管理や資本コストの概念についても解説し、参加者は経営モニタリングの具体的な手法を学びました。講義を通じて、取締役として企業価値を高めるための視点を養う貴重な機会となりました。