1期 第10回講義を開催しました。

2025/03/08

開催日時:3月8日(土) 13:00~17:00

開催場所:fabbit会議室 丸の内

テーマ:上場(IPO)準備・上場企業での役割と活動

■『有価証券報告書・上場企業開示書類の読み解き方の基本』

パブリックゲート合同会社 代表社員

中小企業診断士 村田 雅幸講師

第10講の前半は、パブリックゲート合同会社 代表社員で中小企業診断士の村田雅幸氏が「上場(IPO)準備と社外役員の役割」について講演しました。

講演では、証券取引所の歴史や役割から始まり、IPOを目指す企業における社外役員の重要性について具体的に解説。村田氏は、大阪証券取引所での27年間の経験を活かし、実際の上場審査で問われる内容や社外役員が果たすべきガバナンス機能について、実例を交えながら紹介しました。

また、近年のIPO市場の動向や、上場準備における社内ルールの遵守、内部監査・通報体制の整備の重要性についても言及。上場準備企業において社外役員が求められる役割や心構えについて、多くの示唆を与える講演となりました。

■『取締役会決議事項のサンプル及び株主とのコミュニケーション』

ベンチャーラボ法律事務所 代表

弁護士 淵邊 善彦講師

第10講の後半は、ベンチャーラボ法律事務所代表弁護士の淵邊善彦氏が「取締役会決議事項のサンプル及び株主とのコミュニケーション」について講演しました。

講演では、スタートアップ支援における社外取締役や中小企業診断士の役割について、法務面からの具体的な対応策を解説。特に、契約書作成時のリスク検討や、個人情報保護法・資金決済法など複雑な法規制への実務的対応について事例を交えて紹介しました。 また、上場を目指す企業におけるビジネスモデル構築時の法的リスクの重要性や、IPO審査で問われる法的課題にも触れ、上場企業における株主との対話が行われる各場面と留意点について説明しました。さらに、AIの進化により変化する法務業務の現状についても言及し、実践的な知見が数多く盛り込まれた講演となりました。

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